開塾12年で初めて...

12年やってきて、たいていのことは体験したと思っていたが、先日、初めてのことが起こった。

遡ること2日前、授業中に1本の電話が入った。テナントで借りている不動産屋からの電話だった。外壁が損傷している、という。ああ、あのことかと思った。

前から塾入り口近くの外壁が剥がれ落ちていた。何度も修繕を頼んだが、一向に動いてもらえなかった。何ヶ月もして、ようやく工事が済んだという連絡を受けた。教室に行くと、なんと100均のものとおぼしき断熱シートをガムテープで貼っただけだった。これではだめだと思い、仕方なくダクトテープを使ってそれ以上の劣化を防いだ。それを今ごろ確認にでも来たのだろうか。

「わかりました」と言い、なおも損傷がどうこうと説明しようとするので、「授業中ですので」と言って電話を切った。

授業の合間に折り返し電話をかけた。そして仰天した。

なんと教室の壁に30センチ四方はある穴があいていると言うのだ。以前の老朽化した壁の話ではなく、誰かが事故で穴を開けたということだった。あわてて時計を見るともう20時近い。しかも私は自宅で21時過ぎまで授業が入っているのだ。

授業後自転車でその教室に向かった。自転車のライトを照らすと、確かにその穴はあった。縦に1m超の亀裂も入っている。あわてて教室に入った。なかを確認すると、幸い中までは穴は達していなかった。

そのときは22時過ぎだったので、そのまま帰り、次の日大家氏に連絡を入れ、事実関係を説明して至急の補修を頼んだ。

そして騒動から2日後の今日、件の教室に行ったところ、穴はそのまま手つかずだった。私は目を疑った。この状態で授業をしろというのだろうか。工事の連絡も受けていない。不安に思いながらエアコンを入れ、20度強を保てることを確認した。そして生徒たちに事情を話し、損傷部からは机をできるだけ遠ざけて授業をした。

教室内の状況、あたたまるかどうかなどは中に入ってみて初めてわかることだ。おそらく車でぶつけて壁を壊した張本人も、建物の管理責任を負っている人も、少なくとも穴に関して直接手を下すことなく3日という時間を徒過させた。

こういう無責任がはびこっているのが残念でならないし、自宅でも塾をやっているので、賃貸で塾を行う思わぬリスクがあることを嫌というほど痛感した。結局こちらから何度も連絡をとるまで、経過の連絡は何ももらえなかった。(追記:現在穴はふさがっています。ご心配をおかけしました。)


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